
元美容師Mです。
「以前はなんとも無かったのに、急に白髪染めをすると染みるようになった・・・」っという人は意外と多いです。
私自身、少なくとも1000人以上は白髪染めを施術してきましたが、前回まではなんとも無かったのに「今回から染みるようになってしまった」と言う人も複数名いらっしゃいましたね。
白髪染めは美容師からみても、かなり強力な薬剤を使用していますし、アレルギー性も物質も配合されているので急にアレルギーが発症することは多々あるんです。
というわけで元美容師の私が白髪染めアレルギーになってしまった人の為の、現実的な白髪染め3つを全力で解説していきたいと思います!
まずはアレルギーの原因を調べよう!
もし、あなたがアレルギーになってしまったかも・・・っと感じたら、まずは美容院ではなく病院に行って下さい。
美容師さんは髪のデザインのプロではありますが、正直皮膚の状態を視てアレルギーなのか?判断できませんし、するべき立場じゃありません。
「このくらいなら大丈夫っすよ~」っと軽い気持ちで施術させられてしまって、あとになって重篤な症状が出る可能性もあります。
もちろん、全ての美容師さんがそんな軽い気持ちで施術しているわけじゃないですが、中にはそういう人もいたり、、、いなかったりするので(汗)
白髪染めのアレルギーが疑われるようであれば、ぜっったいに皮膚科などで視てもらってくださいね。逆にアレルギーの原因が白髪染めじゃない場合もあります。
ただ、白髪染めのアレルギーが疑われる時、殆どの場合”ジアミン”という成分がアレルギーを引き起こしている可能性がかなり高いです。
白髪染めやカラー剤を購入する時は、パッケージをクルッっと返して成分を見て下さい。100%以下のようなジアミン系の染料が配合されています。
なのでサロンでアレルギーの可能性を告げずに白髪染めをオーダーすると、普通にジアミンが配合されたカラー剤で白髪染めをされます。
本当はアレルギーが無いか?を見るため48時間パッチテストしないといけないのですが、、、そんな事している美容室は1つも見たことありません(汗)
「アレルギーかどうか?までは分からないけれど、なんか最近ヒリヒリする」「ちょっといつもの白髪染めは心配」と言う場合はカウンセリングの時点で美容師さんに伝えましょう。
現実的な3つの白髪染め対策とは?
もし、あなたが白髪染めアレルギーになってしまっても、ジアミンが配合されていないカラー剤を使って白髪を染めればOK。
⇛【ノンジアミン】元美容師が解説!かぶれない3つの白髪染めの長所,短所とは?
っという事で3つの白髪染めのメリットやデメリットを元美容師視点で解説してきますね。
ヘアマニキュア
あなたがいつもサロンで白髪染めをしているなら、現時点で最も現実的な白髪染めがコレ!
っというのも今回紹介する3つの中で、最も綺麗にしっかり白髪を染めてくれるのがこのマニキュアなんです。
通常のカラー剤に配合されているようなジアミン系の染料は使っておらず、”酸性染料”という比較的刺激がかなり低い染料しか配合されていません。
更に、通常のカラー剤に配合されているような、アルカリ剤や過酸化水素水などの刺激が強い成分も配合されてない。
⇛【日本一わかりやすく解説】ヘアカラーで髪が染まる2つの原因と3つの対策とは?
なので「アレルギーではないと思うけど、染みるのが嫌!」っという人でも安心して白髪染めできるのが最大の特徴。
そもそも、ヘアマニキュアはお肌に付着するとぜんっっぜん落ちないので、根本0,2mm程度上から染めていきます。つまり、薬剤がお肌に触れることは基本的にありません。
ただし!デメリットとしては、やはり通常のジアミンが配合されている白髪染めよりも色落ちが早く、長く持っても2週間~3週間くらいが限界です。
更に、上記でもお伝えしたようにお肌に付くと本当に落ちません・・・一度付いたら、1週間程度はシミのように染料が付いたままになります。
※左がカラートリートメント、右がヘアマニキュアを付着させ、10分放置後に流した画像
なので、マニキュアを施術する時はぜったいにプロの美容師さんにお願いするのをオススメします。
市販でも自宅用のヘアマニキュアが販売されていますが、お風呂場についたりお肌に付く可能性がかなり高いのでかなりストレスが溜まります(汗)
そして、自分から見えない部分をお肌に付かないようにかつ、綺麗に染めるのはかなり難しいです。
ヘナ
植物製の染料を使って染めていくので、こちらもジアミンアレルギーの方でも染められます。
ヘアマニキュアよりもやや長持ちしやすく、3週間程度は持つような印象ですね。
ただし!ヘナカラーは植物由来の成分なので、安心安全。。。かと思いきやヘナはヘナでアレルギーが出る方もいらっしゃいます(汗)
植物を溶かした高濃度の粘液を直接お肌に付けるので、お肌が弱い人はアレルギーになってしまう人もいるんですよね。
更にヘナは放置時間が他のカラーよりも長く染まりが悪い場合は30分以上~置く場合もあります。
そして独特のニオイがあるので、染毛してからしばらくは頭皮からヘナの草っぽい香りがふわ~っと漂い続けることになります・・・
そんなデメリットも多いので、そもそも対応している美容室が少ないというのもデメリットの1つですね。
私が勤務していた美容室でもヘナを置いているお店は1店舗だけでした。
ヘナがしたい!っと思っても、まずはヘナを取り扱っているお店を探しから初めないといけないのもデメリット。
10年以上前からヘナってありますけど、それほど流行っていないのはやはりこれらのデメリットが大きいからでしょうね。
カラートリートメント
自宅でセルフ白髪染めをするなら、現時点でぶっちぎりでオススメできるのがコレ!
2001年に化粧品の規制緩和で市販品にも配合が許可された”HC染料”という毛髪の内部まで染められる染料と、”塩基性染料”という髪の表面を染めていく2つの染料で染めていくカラー剤です。
こちらもジアミンやアルカリ剤などの刺激が強い成分は一切配合されていないので、「普通の白髪染めだとヒリヒリする!」と言う人にオススメな白髪染めです。
むしろ、トリートメント成分+染料が配合されているというカラー剤なので、ヘアダメージがほぼ0なのもメリット。
更に!ヘアマニキュアと違ってお肌に付いても、かなり落ちやすいのも特徴の1つ。(流石にベッタリ付くとちょっと染まりますが…)
頭皮に付くのを気にしないで気軽に”染めたい時にトリートメント感覚で染められる”のが最大のメリットですね。
ただぁし!カラートリートメントは商品によって染まるものと染まらないものの差がかなり、かなり、かなり!激しいです(汗)
染まらないカラートリートメントは「本当にコレ染めてくれる気あるの?」っと問い詰めたくなるほど染まりません。
が!染まる商品は「もう白髪染めは全部これで良いじゃんっ!」っと思うほど、ガッツリ染まってくれます。
⇛【129品検証】元美容師が激選!『白髪染めカラートリートメントBEST5』はコレだッ!
現時点で90商品以上検証していますが、カラートリートメントは本当に差が激しいです・・・
私自身、美容室に勤めている時は「カラートリートメントなんて染まるはずないっ!」っと謎の敵対心を持っていましたが、しっかり染まる商品は染まります。笑
もし、あなたがジアミンアレルギーになってしまった場合はぜっったいに検討するべきだと思います。
【結論】結局、あなたはどの白髪染めを選べば良いのか?
結局、私はどの白髪染めを選べば良いの?!っと言う人もいるかもですが、以下のように選べばOKです。
サロンで染めたい派
サロンで染めたいあなたはヘアマニキュアがオススメ!
自分でヘアマニキュアをするのは「お肌やお風呂場つかないように…」とかなりストレスが溜まりますが、サロンでプロにやって貰うならヘアマニキュアが最強の白髪染めかと。
ヘナなど植物製のカラー剤も悪くは無いのですが、放置時間が長かったり染まるまで2,3回と連続で染めないとしっかり染まらないパターンが結構多いんですよね。
そして、独特の香りも苦手!って人がかなり多いです。それらのデメリットが気にならないなら、ヘナを試しても良いですが元美容師的にはヘアマニキュアを強く推します。
自宅で染めたい派
これはもうぶっちぎりで、カラートリートメントを激推しします。
自宅で染められるようのヘアマニキュアやヘナもありますが、自分で綺麗に染めるのが難しいです。。。
マニキュアの場合は頭皮にぜっったいにつけないように、後頭部など見えない部分も染めないといけないし、ヘナはそもそも染まりにくいです(汗)
その点カラートリートメントはある程度頭皮やお風呂場に付いても、すぐに落ちるしトリートメント感覚で染められるのが最高です。
どうしても、色持ちはマニキュアやヘナよりは悪いですが気軽に染められるので、思い立った時に染められるしカラーチェンジもできます。
ただし!本当に商品選びには注意してくださいね。マジで染まらないものは、チューブを握りつぶしたくなるほど染まらないので(汗)
もし、あなたがカラートリートメントを検討しているなら、ぜひぜひ以下の記事も参考にして頂ければ幸いです↓
⇛【129品検証】元美容師が激選!『白髪染めカラートリートメントBEST5』はコレだッ!
元美容師が全力で90商品程度を検証している記事なので、参考になるはずっ!
⇛【86品検証】元美容師が激選!『白髪染めカラートリートメントBEST5』はコレだッ!
もし、あなたが「できるだけ明るめに染めたい」ならコチラのランキングも合わせて参考にしてみてくださいね↓
⇛【2020】元美容師が86商品を検証「明るく染まる白髪染めトリートメント」TOP5を発表します。